明日は満月ということで、ロストックマリエン教会の天文時計の黄色い月のお顔を久々に見に行ってきました。
なぜならば、1472年に製造された天文時計はリアルタイムで空に出ている月の顔の形を教えてくれるからです。
(ブログ記事「世界で一番すごい時計」)
冬の期間、3月までは16:00で閉館のマリエン教会。20分前に駆け込むとしんと静まり返った建物の中。時計に近づいていくと心臓の音のような重厚な時を刻む音が聞こえてきます。
そして時計が出迎えてくれました。

今回の満月の時間は3月21日午前3時頃なので完全にはお顔が出てきていませんが、
ほぼ満月の状態の時計を撮影できました。
そして3月21日は春分の日ですね!
それもこの時計が教えてくれます。
この時計の下半分は約150年分のカレンダーになっています。
そしてこのカレンダーのディスクの真ん中の二つの手が指さしているのがそれぞれ昼と夜の長さなんです。(このカレンダーディスクについても語ることが山程あります)
本日はこんな状態。

向かって左の手は「昼」の時間。右が「夜」の時間。
今日は両方とも12の数字が見えます。つまり今は春分の日周辺だということがわかります。
ああ、やっと、やっと昼間の時間が長くなっていく!
早く暖かくなってほしいという気持ちよりも、明るくなってほしいというのが私の本音。
改めてこの時計に春の訪れを教えてもらいました。