必死な私と優しいロストック

ロストックは優しい人が多いです。
確かに、取っつき辛さがないとは言えないですけれど、日常の生活で見知らぬ人とのちょっとしたコミュニケーションにいつも心がほっこりします。

ロストックに引っ越してきたばかりの時、まだ運転初心者(今でも初心者風)で、且つ、自家用車の駐車場は道。つまり家の前の道に路駐しなければならないわけです。

(ドイツは基本的に路駐です。最近建設された物には地下駐車場が付いていることが殆どですが、古くから建つ家にはもちろんついていません)

路駐なので、みんな好き勝手に止めるわけです。
私が運転初心者なんてこと知りません。
さぁ車で出かけることになったとき、私にとって超上級者向けの車の状態だったのです。

「ゆっくり出れば、大丈夫・・・・。大丈夫・・・・」

バックで袋小路から出なくてはならない状態で、もうしどろもどろでした。

走行しているうちにそれをどこからともなく見ていた運送会社の男性が、みかねて私にハンドル操作をジェスチャーで指示してくれるではないですか!

しかしっ!

それをすんなり理解できるほど、私の運転技術は高くない。
泣きそうな顔で、「え、こっちにハンドル切るの?え、あっち?え、前進?ええええええ」

そうすると今度は私の乗る車の後ろに回ってくれ、オーライオーライしてくれるのですが、
これでもダメ。

・・・。あああ、もうお終いだ。

その時、「運転代わるよ、ここから出すのだけやってあげるから」と。

あまりの私のダメっぷりに見かねた運送会社のやさしいおじさん。

あのまま一人でどうにかしてたら、きっと車に瑕をつけるか、そのまま元にも戻れず途方に暮れていたでしょう。

それを助けてくれた、ロストックのおじさん。

ありがとう。

 

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